短い話。
家に幽霊が居るか知る方法って知ってます？よくネットであるでしょ。
あれ、しない方がいい。絶対しない方が良いな。
あれって、熱心な人は知ってるけど、知らない人は知らないじゃないですか。
流れというか、やり方というか。
それでね、これ女子校の話らしいんですけど。ある時、女子校で、放課後皆で話しててね。
先に何も教えずに、心理テストみたいな感じでって言って、後で「実は、これは家に幽霊がいるか知る方法でした～」
って、そういうドッキリを友達にしようと思って。
まぁ、それで女の子がね、友達三人くらい居たのかな。
「ちょっとやってみて！ちょっとした心理ゲームなんだけど」って。
「何なに～」みたいな。
で、「目を瞑って、自分の家を想像して」って言って。
「玄関から入って行って、全てのドアと窓を全部開けていって開けていって開けていって開けていって…うん、全部開けた。
で、家の奥まで行ってね。二階建てだったら、二階の一番奥の部屋まで行って全部開けたら、今度は全部閉めて戻って」って言って、最後また玄関を閉めました。
で、そこで、「誰かいましたか？」みたいな。
本当ならこのお話だと『誰かいたらそこに霊が居る』って話じゃないですか。
って言おうと思ったら、急に一人の女の子が、
「すごいね、これ。吃驚した」って。
やってる方も「えっ」ってなった。
「何が？」って言ったら…
「どの部屋行っても、お母さんが後ろ向きで立ってる」って言うんですよ。
で、しかも、「後ろ向きのお母さんの肩がもの凄い揺れてるから、多分お母さん、もの凄い勢いで笑ってるんだと思う。ねえねえ、ちなみに、これ何が分かるの？」
って言われたって言うんですよ。
禍話/想像の家の中
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【動画もあるので良かったら見てね～】
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